打刻の要確認(代理打刻の兆候)
対象: オーナー・管理者・拠点管理者
代理打刻(他人になりすました打刻)は、その場で完全に防ぐことが難しい一方で、打刻の記録を後から見れば不自然さが残ります。この画面は、その不自然さを拾って一覧にします。
ここに出たものが不正と決まるわけではありません。本人に確認するための材料として使ってください。体調不良で早く上がった、スマートフォンを忘れて借りた、といった正当な事情も同じ形で現れます。

判定の種類
| 種類 | 何を見ているか | 目安 |
|---|---|---|
| 端末の共有 | 1台のスマートフォンから複数人がQR打刻している | 要確認 |
| まとめ打刻 | 同じ端末で60秒以内に3人以上の出勤が並んでいる | 要確認 |
| いつもと違うタイムレコーダー | その拠点で普段使われていない端末からの共用端末打刻 | 要確認 |
| 普段と違う端末 | いつも使っている端末とは別の端末からのQR打刻 | 念のため |
| 拠点から離れた場所 | 拠点の座標から許容距離を超えた場所でのQR打刻 | 要確認 |
| 営業時間外 | 拠点に設定した営業時間の外での打刻 | 念のため |
シフトに無い日・時間帯の出勤(シフト外打刻)はこの画面では扱いません。日別実績と勤怠の承認が既に要確認として拾っており、なりすましの兆候でもないためです。件数だけが増えて、本当に見るべき行が埋もれてしまいます。
端末の共有とまとめ打刻が、代理打刻としてもっとも典型的な形です。
いつもと違うタイムレコーダーは、共用端末のログイン情報を知っている人が別の場所から打刻した場合に現れます。共用端末のログイン情報は現場で共有されるため、その場に居なくても打刻できてしまいます。打刻を止めることはしていないので、この判定で気づいてください。
共用タイムレコーダーは1台を全員で使うのが正常な運用なので、「端末の共有」の対象にはしていません。ただし1人が続けて何人分も押していく形はまとめ打刻として拾います。
使い方
- 期間を選びます(初期表示は直近30日)。
- 拠点で絞り込めます。拠点管理者には担当拠点のぶんだけ表示されます。
- 重大度の高いものから並びます。上から順に確認してください。
毎日見る必要はありません。 締めの前や、月に一度まとめて確認する使い方を想定しています。件数が多く出るときは期間を狭めてください。
打刻時の写真
拠点設定で打刻時の写真を有効にしている場合、写真が残っている打刻には打刻時の写真を見るが表示されます。押すと撮影された写真を確認できます。
写真は一定期間を過ぎると自動的に削除されるため、古い打刻では表示されないことがあります。
見つけたときの進め方
- まず打刻した本人に事情を聞くところから始めてください。記録だけで判断しないことが大切です。
- 打刻の時刻そのものが誤っている場合は、日別実績の確認・一括修正で直します。
- 代理打刻が繰り返されている場合は、打刻方式をQR打刻に切り替える、共用端末の設置場所を見直す、といった運用側の対策を検討してください。
判定できない期間について
「端末の共有」「普段と違う端末」「まとめ打刻」は、打刻に記録された端末の情報を使って判定します。端末の記録を始める前の打刻にはこの情報が無いため、これらは判定できません。
その場合は画面上部に案内が出ます。「確認が必要な打刻はありません」と出ていても、判定できていないだけの可能性があるため、案内が出ていないかを先に確かめてください。